ほっぺたにこぶのある爺さんが森の中で木を切っていると雨が降り出してきました。

大きな木のうろの中で雨宿りをしていると夜も暮れて遅くなってしまいました。ふと森の奥から「ピーヒャララ」と笛の音が聞こえてきます。鬼たちが宴会をしています。最初は鬼を怖がっていた爺さんですが、陽気な音楽につられ鬼たちの輪の中に入って踊りだしました。鬼も爺さんも1番ドリが鳴いいても気づかず、すっかり夜が明けてしまいました。爺さんの踊りをすっかり気に入った鬼は、また今晩も来るようにと、約束のためにこぶをとってあずかることになりました。村へ帰った爺さんはその話をもう一人のこぶのある爺さんに話すと、その爺さんも夜になって森へ出かけ鬼の宴に参加しました。しかしこの爺さんは踊りがうまくないので怒った鬼は、預かったこぶをとっつけてもう帰れと爺さんを追い帰しました。その爺さんはこぶが二個になってしまいました。

人間の体には背中や腕などいろいろな所にこぶ(しこり)ができます。良性か悪性かの見分け方について説明します。

【大きさの変化】良性の場合はなかなか大きくなりません。何年も前からあって大きさが変わらないのは心配ありません。最近2~3か月の間に急に大きくなってきた、という場合は悪性の可能性があります。【表面のかたち】良性の場合表面は平らであまり固くなりません。悪性の場合、表面はゴツゴツまたはデコボコしていて石に近いくらいに固く感じます。
【大きくなるほくろ】ほくろががん化する場合で悪性黒色腫と言います。非常に進行の早い病気です。ほくろが大きくなってきたような場合にはすぐ皮膚科に相談しましょう。この悪性黒色腫は足の裏や爪の中にできることもあります。
【アテローム】押すと臭い粕が出てくるようなしこりは、アテローム(粉瘤)の可能性があります。皮膚は新陳代謝の結果細胞が剥がれ落ちて垢が出ます。何かの原因で皮膚の細胞が皮膚の中に入り込んでいて、ここから垢が出ると皮膚の下でだんだん溜まって大きくなります。アテロームは言ってみれば垢の詰まった袋です。押すと小さな穴から臭い粕がにょろっと出て小さくなります。この穴の中に細菌が入って化膿すると赤く痛く腫れます。尻などにできると痛くて座れません。早い時期なら抗生剤で沈静化できるかもしれませんが、大きくなれば切開が必要です。
【ガングリオン】手や腕などに硬い半球状のしこりができます。小さいうちは痛くも痒くもありませんが大きくなると少し痛みがあります。場所が目立つので気になります。ガングリオンと言って、中にゼリー状の透明な液が入っています。針で中身を吸引すると小さくなります。
【脂肪腫】腕や腹などの皮下に柔らかいしこりができることがあります。皮下脂肪と似たような硬さです。多くの場合は良性の脂肪腫ですが、大きくなるようなら医者に見せてください。
【剣状突起】胸のみぞおちのところに硬いでっぱりがあるのに気付くことがあります。これは剣状突起と言って肋軟骨の変化したものです。誰にでもあるので心配ありませんが、ある日突然気が付くと焦ることがあります。
【スキンタグ】年齢とともに首の周りに柔らかいイボ状の小突起ができます。やや黒ずんだ感じです。スキンタグと呼ばれる良性の腫瘍です。ちょっと引っかかったり美容上の観点から気になるときは簡単な手術で切り取ることができます。